エムエステクノシステムズ｜ELISPOTアナライザー

ELISPOTアナライザー ImmunoSpot S6 M2 Analyzer

面倒で主観的になりがちなマニュアルのスポット計数から科学的なスポット計数への移行で、
客観性と解析のスピードが向上します。

ImmunoSpot® Analyzers

1995年、CTLを創業したサイエンティストが画像解析ベースのELISPOT計数装置を発表し（米国特許6,410,252 B1）、ImmunoSpot^® Analyzersの始まりとなりました。それ以来、この装置は世界中で数千台の販売実績があり、アカデミア研究者やバイオテクノロジー研究者に使用されています。
ImmunoSpot^® Analyzersは、市場で最も成功したELISPOT/FluoroSpotリーダーであるだけでなく、細胞計数、細胞毒性および抗体中和アッセイなどの免疫機能を解析するラボで頻繁に行われる、様々なアッセイを可能にします。ImmunoSpot^® Analyzersは、1台で複数の装置の機能を備えております。

米国CTL社のご紹介>>

ELISPOTのパイオニア

ImmunoSpot S6 Analyzerの概要

メイン画面であるSwitchboardから、プレートスキャン、カウント、画像データ編集などの各機能にワンクリックでアクセスできます。

簡単、高速なプレート撮影

ImmunoCapture® ソフトウェアでは、プレートタイプを選んで撮影開始するだけで、ウェルの縁や壁面の影響を受けずに、底面の高解像度画像を1ウェルずつ高速撮影できます。
　市販されているELISPOT用プレート各種の撮影用設定は予め登録されており、ウェル位置がストリップごとにずれやすい96ウェルストリップタイプのプレート用の撮影プロトコルも搭載されています。
　BioSpotアッセイのための様々なメーカーの細胞培養プレートの撮影設定も自由に作成保存でき、撮影のたびに面倒を位置調整する必要はありません。

スポット計数

Countモードでは、ImmunoSpot^®ソフトウェアの高精度なスポット認識によるワンボタンでの自動計数可能な計数モードと、あらゆる計数パラメーターを自在に変更しスポットサイズ、形態に基づくハイコンテンツな計数も提供します。 Scan＆Countモードによる撮影とスポット計数の同時実行もできます。

>>客観的、科学的に検証されたELISPOT計数ソフトウェア

その他の機能

◆ CTL社のImmunoSpot^®ソフトウェアのスポット認識は、CTL社が開発した特許（米国特許 6,410,252 B1、1995年12月出願）に記載されている原理に基づいており、そのスポット計数精度は多数の査読論文で実験検証されています。
◆ コロニー、プラーク計数用のBioSpotソフトウェアを用意しています。
◆ 蛍光対応モデルは、最大12色まで蛍光が利用可能で、発色法のELISPOTアッセイに加え３ターゲット以上検出可能なFluoroSpotアッセイが行えます。ソフトウェアモジュールを追加することで細胞の生存率測定、NK細胞傷害アッセイ、スライドガラス利用の顕微鏡細胞解析にも対応します。
◆ 定期的にアナライザーの撮影・解析機能の適格性を簡単に検査できるリファレンスプレートとソフトウェアが付属しています。ソフトウェアの追加で21 CFR Part 11対応も可能です。
◆ プレート側面に貼り付けたバーコードを読み取り、自動的にプレート名を設定可能なバーコードリーダー搭載
◆ BSL 3 / 4 環境における運用事例も多数あり、機器表面と内部は消毒しやすいように設計されています。

S6 M2シリーズのモデル一覧

様々なニーズやご予算に応じた幅広いImmunoSpot^® Analyzerを提供しています。以下のモデルラインナップをご覧ください。また、最適なモデルを選択するためのお手伝いが必要な方はお問い合わせボタンよりご連絡下さい。

発色モデル/ Visible Light Readers

発色検出モデル
モデル名	S6 Entry M2	S6 Macro M2	S6 Micro M2
型番	S6ENT20	S6MAC20	S6MIC20
特徴	最もベーシックなELISPOT解析用	コロニー/プラークカウントに最適	高解像度カメラによる細胞レベルの解析
発色シングルカラーELISPOT	〇	〇	〇
発色ダブルカラーELISPOT	〇	〇	〇
BioSpot （コロニー・プラークカウント）	〇	〇	〇
顕微鏡細胞分析	×	×	〇
光学系	固定レンズ	モーター駆動ズームレンズ	モーター駆動ズームレンズ
最大解像度/Well (Megapixels)	5	10	25
プレートフォーマット	96, 384	6,12,24,48,96（ペトリディッシュ）	24, 48, 96, 384, 1536, テラサキ（ペトリディッシュ）

発色・蛍光モデル/ Fluorescence Readers

発色・蛍光検出モデル
モデル名	S6 FluoroCore M2	S6 Ultra M2	S6 Flex M2	S6 Universal M2	S6 Ultimate M2
型番	S6FCR20	S6UTA20	S6FLX20	S6UNV20	S6ULT20
特徴	蛍光解析エントリーモデル	3色蛍光解析および細胞カウント	4色蛍光解析および細胞カウント	5色以上の蛍光、多様な分析項目と拡張性	12色の蛍光、多様な解析に対応した最上位モデル
発色シングルカラーELISPOT	〇	〇	〇	〇	〇
発色ダブルカラーELISPOT	×	〇	〇	〇	〇
蛍光　Fluorospot	1	3	4	5(12へアップグレード可能）	12
BioSpot （コロニー・プラークカウント）	〇	〇	〇	〇	〇
顕微鏡細胞分析	×	×	×	〇	〇
細胞計数機能（蛍光染色）	生細胞のみ	生・死細胞	生・死細胞	生・死細胞・アポトーシス	生・死細胞・アポトーシス
光学系	固定レンズ	固定レンズ	固定レンズ	モーター駆動ズームレンズ	モーター駆動ズームレンズ
最大解像度/Well (Megapixels)	10	10	10	25	25
プレートフォーマット	96, 384	24, 48, 96, 384, 1536, テラサキ	24, 48, 96, 384, 1536, テラサキ	6, 24, 48, 96, 384, 1536, テラサキ	6, 24, 48, 96, 384, 1536, テラサキ

解析受託サービスのご提供

CTL社のT細胞ELISPOTキット、B細胞ELISPOTキット、マルチプレックスELISPOT/Fluorospotをご購入しアッセイしていただきますと、当社でデータを撮影、解析をしてデータをお返しする解析受託サービスをご提供しております。必要に合わせてCTL社のスペシャリストから実験系についてのアドバイスもご提供いたします。

ユーザーレビュー

CTL社ELISPOTアナライザーのユーザー様のレビューをご紹介します。
更新：2024-08-27　シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社　青江様レビューを掲載しました。

青江　新平　様　（シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社）

ご研究内容

ワクチン創薬研究における薬効評価

ご研究の中でELISPOTアナライザーをどのように活用されているか

ワクチンの創薬研究において、ELISPOT assayによってワクチンの薬効薬理評価を行っています。
ワクチンを投与したモデル動物から採取したサンプル中の免疫細胞を計数し、数値化することで、候補ワクチンの選抜や改良に必要なデータを取得しています。

CTL社 ELISPOTアナライザーについて

解析条件の設定を細かく行えるところが良かったです。
評価するサンプルによってバックグラウンドやspotの大きさや濃淡が異なっており、均一に正確にSpotを数値化するのが重要になってきますが、CTL社のELISPOT analyzerは複数のパラメーターを変更することが出来るため、実験毎に最適な解析条件を設定できる点がよかったです。

S6 Macroご使用のユーザー様

ご研究内容

免疫学

ご研究の中でELISPOTアナライザーをどのように活用されているか

マウスやヒトの細胞を用いたELISPOT

CTL ELISPOTアナライザーについて

主に、ELISPOTのスポット数を計測する際に使用させていただいておりますが、とても使いやすく大変満足しております。
目視での評価とほぼ変わらない計測値をスムーズに出してくれることから、重宝させていただいております。
また、サポートに関しても、とても手厚く、トラブルの際にも親身にスピード感を持って対応していただき、購入して本当によかったと日々感じております。
今後の研究人生において、本機とともに歩んでいこうと思います。