CTL社は2カラー、3カラー、そして市場で初めてとなる4カラーFluoroSpotキットをリリースしています。T細胞ELISPOTのマルチプレックス解析は単に細胞の利用を効率化するだけでなく、複数のサイトカインを放出している多機能なT細胞の検出を可能にします。
また、B細胞ELISPOTでは、in vivoで免疫化/活性化された抗体分泌細胞、またはin vitroでポリクローナル刺激されて抗体を分泌したメモリーB細胞からのヒトIgG、IgM、IgA、IgEといったアイソタイプの分泌を区別し確実に検出します。
米国CTL社のご紹介>> ELISPOTのパイオニア |
キットを探す>> ELISPOTキット 製品検索 |
---|
ELISPOTアッセイの概要と原理はこちらからご覧ください。
CTL社のELISPOT、FluoroSpotキットをご購入いただいたお客様で、アナライザーがご利用いただけない場合に、弊社でプレートをスキャンし結果をお返しする解析受託サービスをご提供しております。
各製品の詳細は下の画像のリンクをクリックしてください。
/検出用アナライザー | T細胞(サイトカイン) | B細胞(抗体) |
---|---|---|
T細胞2color発色 |
ヒト/Human | 霊長類/NHP 種別交差表 |
マウス/Mouse |
---|---|---|---|
IFN-γ/IL-2 | |||
IFN-γ/IL-4 | |||
IFN-γ/IL-5 | |||
IFN-γ/IL-6 | |||
IFN-γ/IL-10 | |||
IFN-γ/IL-12 | |||
IFN-γ/IL-13 | |||
IFN-γ/IL-17 | |||
IFN-γ/IL-21 | |||
IFN-γ/IL-22 | |||
IFN-γ/TNF-α | |||
IFN-γ/GzB | |||
IL-10/IL-12 | |||
IL-10/IL-17 | |||
IFN-γ/Perforin | |||
GzB/Perforin | |||
GzB/IL-2 | |||
GzB/TNF-α | |||
TNF-α/IL-2 | |||
TNF-α/Perforin | |||
IFN-γ/GM-CSF |
B細胞2color発色 |
ヒト/Human | カニクイザル /Cynomolgus |
マウス/Mouse |
---|---|---|---|
IgA/IgG | |||
IgG/IgM | |||
IgE/IgG | |||
IgA/IgE | |||
IgA/IgM | |||
IgA1/IgA2 | |||
IgE/IgG4 | |||
IgG1/IgG2a | |||
IgG1/IgG2b | |||
New IgG1/IgG2c |
|||
IgG1/IgG3 | |||
IgG2a/IgG2b | |||
IgG2a/IgG3 | |||
IgG2b/IgG3 | |||
IgG2a/IgM | |||
IgG2b/IgM | |||
New IgG2c/IgM |
|||
IgG1/IgM | |||
IgG3/IgM |
上の図:4-color T cell Fluorospot(IFN-γ, IL-2, TNF-α, Granzyme B)の同時検出
FluoroSpotアッセイの最も大きな利点は、複数の異なるサイトカイン(またはB細胞の分泌された免疫グロブリンクラスとサブクラス)を同じアッセイで同時に検出できることです。 ELISPOTで使用される酵素/発色基質システムでは、メソッドの制限により、アナライトの数が最大2つに制限されます。2、3、4色のFluoroSpotは研究者にとって多くの利点がある従来のELISPOTアッセイ手法の精度と感度を維持します。
FluoroSpotアッセイは、活性化T細胞によって分泌されるさまざまなサイトカインおよびエフェクター分子を測定し、T細胞免疫のエフェクター系統に関する貴重な情報を提供します。例えば、最近関心が高まっている分野は、多機能性T細胞の研究です。これは、複数の異なるサイトカインを分泌することが示されている細胞です。
CD8+細胞研究に対するマルチカラーFluoroSpotの有用性2つ以上のサイトカインを分泌する多機能性CD8+T細胞は、より高いレベルの防御免疫を付与することが示唆されており、一方で単一のサイトカインを分泌するCD8+T細胞は、ウイルスの除去やウイルスの再攻撃に対する防御を提供するのに必ずしも効果的ではありません。多機能性T細胞が分泌する多量のIFN-g / IL-2はウイルス感染への防御と相関しますが、どちらかのサイトカインのみを分泌する細胞は感染への防御と相関しませんでした。
したがって、ウイルス感染の進行を制御する能力は、免疫応答の品質、すなわちウイルスに対するCD8+T細胞応答の機能性と強く相関しています。
IFN-γ、IL-2、TNF-α、MIP-1βといったサイトカインのプロデューサーが共発現しているT細胞の比率が高いことは、ウイルスの除去や疾患の非進行と強く相関します。これらの相互に関連する複雑な共発現パターンは、現在進行中の集中的な研究の主題であり、FluoroSpotアッセイはそのような多機能性T細胞の研究に最適です。 FluoroSpotアッセイは、単一のアッセイウェルで多機能T細胞と単一サイトカイン産生細胞の相対数を検出およびカウントできます。個々に重複しない波長の蛍光ラベルを使用することで、個々のサイトカインと共分泌サイトカインを簡単に区別できます。
CD4+細胞研究に対するマルチカラーFluoroSpotの有用性FluoroSpotアッセイは、PBMCまたは分離または濃縮されたCD4+T細胞集団内の異なるタイプのヘルパーT細胞を検出しカウントするための効果的な方法です。デュアルカラーFluoroSpotアッセイは、1回のアッセイでTh1型細胞とTh2型細胞を区別するための簡単で迅速な手段を研究者に提供することもできます。例えば、IFN- / IL-4 FluoroSpotはTh1細胞とTh2細胞を区別できます。同様に、Th1対Th17、またはTh1対Treg細胞集団を視覚化して、各タイプの頻度を決定することができます。
B cell FluoroSpotの有用性FluoroSpotアッセイの別の有用な用途は、同じアッセイウェル内で異なる免疫グロブリン(Ig)クラスとIgGサブクラスを分泌する抗体分泌細胞のポピュレーションを決定することです。 ここでは、さまざまなIgクラスやサブクラスの頻度を解析することができます。
T細胞2color蛍光 | ヒト/Human | カニクイザル /Cynomolgus |
アカゲザル /Rhesus |
マウス/Mouse |
---|---|---|---|---|
IFN-γ/IL-2 | ||||
IFN-γ/IL-4 | ||||
IFN-γ/IL-5 | ||||
IFN-γ/IL-6 | ||||
IFN-γ/IL-10 | ||||
IFN-γ/IL-12 | ||||
IFN-γ/IL-13 | ||||
IFN-γ/IL-17 | ||||
IFN-γ/IL-21 | ||||
IFN-γ/IL-22 | ||||
IFN-γ/TNF-α | ||||
IFN-γ/GzB | ||||
IL-5/IL-4 | ||||
IL-5/IL-17 | ||||
IL-10/IL-12 | ||||
IL-10/IL-17 | ||||
IFN-γ/Perforin | ||||
GzB/Perforin | ||||
GzB/IL-2 | ||||
GzB/TNF-α | ||||
TNF-α/IL-2 | ||||
TNF-α/IL-4 | ||||
TNF-α/IL-5 | ||||
TNF-α/Perforin | ||||
IFN-γ/GM-CSF |
T細胞3color蛍光 | ヒト/Human | 霊長類/NHP 種別交差表 |
マウス/Mouse |
---|---|---|---|
IFN-γ/IL-2/GzB | |||
IFN-γ/IL-2/IL-17 | |||
IFN-γ/IL-2/IL-21 | |||
IFN-γ/IL-2/IL-5 | |||
IFN-γ/IL-2/Perforin | |||
IFN-γ/TNF-α/IL-2 | |||
IFN-γ/TNF-α/IL-4 | 〇 |
||
IFN-γ/TNF-α/IL-5 | |||
IFN-γ/TNF-α/IL-6 | |||
IFN-γ/TNF-α/IL-10 | |||
IFN-γ/TNF-α/IL-17 | |||
IFN-γ/TNF-α/GzB | |||
IFN-γ/TNF-α/Perforin | |||
IFN-γ/IL-4/IL-10 | |||
IFN-γ/IL-4/IL-17 | |||
IFN-γ/IL-4/IL-5 | |||
IFN-γ/IL-5/IL-10 | |||
IFN-γ/IL-5/IL-17 | |||
IFN-γ/IL-6/IL-10 | |||
New IFN-γ/IL-10/IL-2 |
|||
IFN-γ/IL-10/IL-12 | |||
IFN-γ/IL-10/IL-17 | |||
IFN-γ/GzB/Perforin | |||
IFN-γ/GzB/IL-5 | |||
IFN-γ/GzB/IL-10 | |||
IFN-γ/GzB/IL-17 | |||
IL-10/TNF-α/IL-5 | |||
IL-10/TNF-α/IL-17 |
T細胞4color蛍光 |
ヒト/Human | 霊長類/NHP 種別交差表 |
---|---|---|
IFN-γ/IL-2/IL-5/GzB | ||
IFN-γ/IL-2/TNF-α/GzB | ||
IFN-γ/IL-2/IL-5/IL-17 | ||
IFN-γ/TNF-α/IL-5/IL-4 | ||
IFN-γ/IL-2/TNF-α/Perforin | ||
IFN-γ/IL-2/IL-10/TNF-α | ||
IFN-γ/IL-2/GzB/Perforin | ||
New IFN-γ/IL-2/GzB/IL-10 |
B細胞2color蛍光 | ヒト/Human | カニクイザル /Cynomolgus |
マウス/Mouse | New フェレット/Ferret |
---|---|---|---|---|
IgG/IgM | ||||
IgA/IgE | ||||
IgA/IgG | ||||
IgA/IgG1 | ||||
IgA/IgG2 | ||||
IgA/IgG3 | ||||
IgA/IgG4 | ||||
IgA/IgM | ||||
IgG1/IgM | ||||
IgG2/IgM | ||||
IgG3/IgM | ||||
IgG4/IgM | ||||
IgG1/IgG3 | ||||
IgG1/IgG4 | ||||
IgG2/IgG3 | ||||
IgG3/IgG4 | ||||
IgE/IgG4 | ||||
IgG1/IgG2a | ||||
IgG1/IgG2b | ||||
New IgG1/IgG2c |
||||
IgG2a/IgG2b | ||||
IgG2a/IgG3 | ||||
IgG2b/IgG3 | ||||
IgG2b/IgM | ||||
Igκ/IgG |
〇 |
|||
Igκ/Igλ |
〇 |
Igλ/IgG |
〇 |
B細胞3color蛍光 | ヒト/Human | カニクイザル /Cynomolgus |
マウス/Mouse | New フェレット/Ferret |
---|---|---|---|---|
IgE/IgG3/Ig4 | ||||
IgA/IgG/IgM | ||||
IgA/IgG1/IgG3 | ||||
New IgA1/IgA2/IgG |
||||
IgG1/IgG2/IgG3 | ||||
IgG1/IgG3/IgG4 | ||||
IgG1/IgG2a/IgG2b | ||||
IgG1/IgG2a/IgM | ||||
IgG1/IgG2a/IgG3 | ||||
IgG1/IgG2b/IgG3 | ||||
IgG1/IgG2b/IgM | ||||
IgG2a/IgG2b/IgG3 | ||||
New IgG1/IgG2b/IgG2c |
||||
New Igκ/Igλ/IgG |
B細胞 4color 蛍光 | ヒト/Human | マウス/mouse |
---|---|---|
IgE/IgG1/IgG3/IgG4 | IgA/IgE/IgG/IgM | |
IgA/IgG1/IgG3/IgM | ||
IgA/IgG1/IgG2a/IgM | ||
IgA/IgG1/IgG2a/IgG2b | ||
New IgA1/IgA2/IgG/IgM |
||
IgG1/IgG3/IgG4/IgM | ||
IgG1/IgG2/IgG3/IgG4 | IgG1/IgG2a/IgG2b/IgM | |
IgG1/IgG2a/IgG3/IgM | ||
IgG1/IgG2b/IgG3/IgM | ||
IgG2a/IgG2b/IgG3/IgM |