全自動細胞計数用プラットフォーム XcytoMatic® 30

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バイオ医薬品の商業化における信頼のパートナー

特徴

自動化ワークフローへのインテグレーション
XcytoMatic® 30 (XM30™) はサンプルローディング部(サテライト)と測定を行うメインユニットが別となっており、サテライトのみをセーフティーキャビネット内、自動細胞培養装置内に設置し、メインユニットを外部に配置して利用できます。

連続測定が可能ですが細胞サンプルを入れておくバイアル不要で、サテライトにマニュアルピペット、ピペッティングロボットから直接細胞サンプルを分注します。細胞のアクリジンオレンジ/DAPIの蛍光二重染色もサテライト内で自動に行われる、完全自動の細胞計数プラットフォームです。

自動化およびマニュアルのサンプルハンドリングによるワークフロー

製品概要

完全自動化のセルカウント
必要サンプル量は50 μLですが、Excessモードでは80 μLから300 μLの範囲ならば毎回サンプル量がばらばらでも正確に50μLのみ吸引し測定します。測定後のサテライト部の洗浄も自動で行いサンプルローディング後のプロセスは完全自動で行います。

スケーラビリティー
至適測定密度が5×10^4~1×10^8 cells/mlで、開発研究から製造培養のどのような段階の細胞密度でも希釈不要で対応できるため、セルカウントの自動化システム構築に最適です。

キャリブレーションフリー
全てのXM30™がマスター装置に対し校正済みのためキャリブレーションフリーで利用できます。機種間差のCV <5%で、機種間、拠点間で一貫した結果が得られます。

AIによる細胞認識
細胞認識に学習済みAIを利用し、アクリジンオレンジ(AO)/DAPIでの蛍光画像による生細胞、死細胞計数に加え、明視野画像から細胞サイズ、デブリ、混入した赤血球の計数も行えます。

21 CFR Part 11対応
XM30™で利用するXM-Viewソフトウェアの21 CFR Part11対応に、専用ライセンスを用意しています。

カウント可能な細胞種
哺乳類細胞、細胞株(CHO, HEK, A3など)初代細胞(白血球、PBMC)

まとめ:細胞計数のニーズに応える究極のソリューション

短時間で測定:
35秒/サンプル
ハンズフリー細胞計数
連続プロセスモニタリング:
100 samples/hour
キャリブレーションフリー
希釈ステップを省く:
5 x 10⁴ - 1 x 10⁸ cells/mlの範囲でカウント可能
CV < 5%
AO/DAPI/BFコンビネーションによる正確なカウント 少ないサンプル量:50 µL
左:サテライトユニット, 右:本体 試薬、廃液容器交換が容易


仕様

                
測定範囲 5 × 104 ~ 1 × 108 cells/ml
サンプル溶液量 Standard モード: 50 µL, Excess モード: 80 µL – 300 µL
カウント液量 4.5 μL
蛍光試薬 アクリジン オレンジ (AO) および 4',6-ジアミジノ-2-フェニルインドール (DAPI)
励起波長 DAPI wavelength: 350 nm, AO wavelength: 505 nm, BF wavelength: 430 nm
サイズ 【本体】19(W) × 27(H) × 30(D) cm
【Transfer cable】30 cm
【サテライト unit】8.6(W) × 9.0(H) × 8.6(D) cm
【R1 Unit (試薬スタンド)】17(W) × 27(H) × 36(D) cm
重量本体、ケーブル、サテライト:12 kg
R1 Unit (試薬スタンド): 5 kg
電源 24VDC (100-240V  50/60Hz)
ソフトウェア XM-ViewTM
GMP mode 21 CFR Part 11 Rady Software
インテグレーション API利用可能

試薬と消耗品

試薬 910-0018 XM Cell Stain 2
910-0017 XM Rinse 1
910-0019 Cleaning solution
アクセサリー 911-0016 Liquid waste 1