RAMP Lipid Screenについて
膜タンパク質の構造と機能には脂質が根本的な役割を担っていることが明らかになりつつありますが、界面活性剤を利用した膜タンパク質の単離では、構造と機能に関係する脂質のほとんど、あるいはすべてを除去してしまうことがあります。
RAMP Lipid Screenは、31種類の脂質単体、混合物を96ウエルプレートに用意しており、界面活性剤によって可溶化した膜タンパク質の安定性を高める脂質条件を、ハイスループットスクリーニングできます。
スクリーニングのために高価な脂質を単品で多数用意するコストと手間を省きます。
また、RAMP Lipid Screenの脂質は、ナノディスク、リポソームの再構成にも利用できます。
製品構成
・以下の脂質単品、混合物を計31種類用意しています。
DOPE, DPPE, POPC, DMPC, LMPC, POPG, DPPG, POPS, DOPS, 10:0 PA,
16:0-18:1 PA, EPL, CHS, Cardlipin, 18:1CL, PBL, Sphingomyelin, Ganglioside Total, Yest extract polar, CHL, POPE
詳細は
ユーザーガイドをご覧ください。

各条件につきN=3で用意しており、ブランクに3ウエル用意しています。
・96ウエルプレートの各ウエルに1条件の脂質を乾燥状態で不活性ガスと充填しアルミシールしています。
・未開封の場合-20℃~-70℃で1年間保存できます。
3% DDMで溶解した例では⁻20℃~‐70℃保管で3か月、4℃保管で2週間は安定に保存できます。
アプリケーション
・様々な脂質環境下での膜タンパク質の安定性スクリーニング
・膜タンパク質アッセイ用に脂質構成の一部変更、独自の構成の構築
・膜タンパク質の結晶化トライアル
・ナノディスク、リポソーム再構成の脂質供給源
利用例
Vibrio cholerae由来Na+/ジカルボン酸共輸送体(vcINDY)のlipidスクリーニング

・nano-DSFによるTm値測定結果
スクリーニングで得られた代表的な脂質数種におけるUapAの330 nmおよび350 nm蛍光信号比の1次微分曲線。
融解温度(Tm)は、蛍光信号の変化が最も速い曲線のピークから決定できる。
破線は脂質非添加対照条件におけるTmを示す。
ΔC MmpL3-MP1E3D1ナノディスクの再構築

・異なる脂質組成でのSECデータ比較
RAMP Lipid Screenで得られた脂質を使用。精製したΔC-MmpL3(MmpL3)と膜スキャフォールドタンパク質1E3D1(MSP1E3D1)、脂質を1:10:1000のモル比で混合し、ナノディスクを生成した。
価格表
| 品番 |
品名 |
保存条件 |
容量/入数 |
希望小売価格(税別) |
| MD1-146 |
RAMP Lipid Screen |
-20℃以下 |
1プレート |
\713,000 |
プロトコール