NucleoCounter®ソフトウェア

NucleoView™ Software

NucleoView™ソフトウェアは、NucleoCounter® NC-200™NC-250™NC-3000™のユーザーインターフェースです。NucleoView™は、データ取得、画像解析、データ表示を自動的に行います。
NucleoView™には、規制された環境下での使用をサポートする様々なデータ処理機能が含まれています。

NucleoView™インターフェイス

NucleoView™ ソフトウェアは、測定データ取得とデータ閲覧をシンプルなインターフェイスに統合しています。細胞数や細胞解析の実行は簡単です。プロトコールを選択、サンプルをセットし、「Run」ボタンを押すだけです。フォーカスやその他の設定を調整する必要はありません。データは自動的に保存され、いつでもエクスポートできます。

統合された画像解析アルゴリズム

NucleoView™ソフトウェアは、細胞核を検出するための画像を自動的に撮影して解析を行います。すべての細胞に共通の機能である細胞核を使用することで、NucleoCounter®は、その形状、サイズ、散乱係数に関係なく、すべてのタイプの細胞をカウントします。その結果Nucleocounterは、非常に困難な条件下でも細胞を確実に検出することができます。

蛍光シグナルとプロットデータの相互確認

NucleoView™ソフトウェアを使用すると、システムで検出された蛍光シグナルを強調表示することができます。蛍光画像とプロットデータはリンクしており、データを相互に確認し、必要に応じて再解析を行うことが可能です。

統合されたPlot Manager

プロットマネージャを使用すると、蛍光強度やサイズなどの、画像解析アルゴリズムによってマイクログラフから収集されたパラメーターに基づいて、特定の集団を選択して解析することができます。さらに、選択されたサブ集団を顕微鏡画像上に強調表示することで、解析の検証や細胞計数アプリケーションのトラブルシューティングを支援することができます。プロットマネージャーは、NucleoCounter®NC-250™またはNucleoCounter® NC-3000™で実行されたアッセイから得られたサイトメトリーデータの解析にも使用できます。

NucleoCounter® NC-250™およびNucleoCounter® NC-3000™で取得されたNuceloview™データは、フローサイトメトリーデータを扱うためのFlowJo®のようなサードパーティ製のソフトウェア用にエクスポートすることができます。

多様なデータ出力オプション

NucleoView™ソフトウェアは、多様なユーザーのニーズをカバーするために様々なエクスポートオプションを提供します。暗号化された .cm ファイル形式は、生データを含み、データ保存やオフィス PC へのデータ転送に最適です。.cmpp ファイルは、生データファイルを保存したまま、データプロセスを可能にします。

エクスポートオプション
ファイル形式 説明と用途
.pdf イメープレビュー、数値と画像データが含まれます。
日付、時間、ユーザー名、ネットワーク情報も含まれます
.csv スプレッドシートソフトウェアへのエクスポートをするための
数値データが含まれます
.bmp 画像データ
.acs、.fcs サードパーティー製のサイトメトリーソフトウェアでの
インポート向け
cm データバックアップ用生データ
cmpp 過去のデータを再解析するためのpost processingファイル

カウントデータの数値は、データ処理や画像表示に一括エクスポートすることが出来ます。

NucleoView™は、ラボラトリー情報管理システム(LIMS)との統合を容易にするために、数値データを保存するように構成することもできます。

また、データをPDFレポートとしてエクスポートすることで、印刷して文書化することも可能です。このレポートは、カウント値、顕微鏡画像、散布図、ユーザー情報の内容を提供します。

カウントおよび細胞解析プロトコールの最適化

NucleoView™では、Protocol Adaptation Wizardを使用して、特定のデータ処理・ゲーティング用パラメーターを保存できます。これらの最適化されたプロトコールは、他のユーザーがパラメータを変更できないようロックできます。最適化されたプロトコールは、NucleoView™から簡単にエクスポートすることができ、他の装置へインポートすることも可能です。これにより複数の装置が同じパラメータを使用してデータを取得することができます。

無制限のソフトウェアライセンスと無料ソフトウェアアップデート

NucleoCounter®をご購入いただくと、本ソフトウェアを複数のコンピューターにインストールすることができます。ユーザーはラボで取得したNucleoCounter®のデータをオフィスのコンピューターに転送し、データ処理や解析を行うことができます。既存のお客様へのソフトウェアのアップデートは無償です。

21 CFR Part 11対応

21 CFR Part 11は、電子署名とデータ保存に関する米国の規制です。Chemometec社はNucleoCounter®用の21 CFR Part 11追加モジュールを販売しております。 21 CFR Part 11追加モジュールを有効にすると、インターフェイスがロックされ、データの偶発的・意図的な操作を防ぐことができます。
21 CFR Part 11について詳細はこちらです。