Accutase / Accumax

Accutase / Accumax

Accutaseを利用可能な細胞株を教えて下さい。

Accutaseは細胞表面を傷つけず、かつ効率的に接着細胞を剥離させることが出来ます。接着細胞であれば種類は問いません。Trypsinの替わりにお使いいただけます。

AccutaseとAccumaxの違いは何ですか?

AcutaseとAccumaxに含まれる酵素は同じですが、AccumaxはAccutaseの3倍濃度が濃いです。また、AccumaxにはPhenol redが含まれておりません。

Accutaseを溶かすと色が赤になりました。問題ないでしょうか?

AccutaseにはPhenol redが含まれているため、溶液では赤くなります。
詳細はこちら(リンク⇒ http://www.accutase.com/uploads/2/4/8/1/24811785/frozen.accutase.bottle.illustration.pdf)をご覧ください。

StemPro®Accutase(ThermoFisher scientific)やDetachinはAccutaseと同じ製品でしょうか?

はい。製品は同じです。Innovative Cell TechnologiesはAccutaseとAccumaxを製造している唯一の会社です。

Accutaseを使って非接着細胞の凝集した細胞をバラバラにすることができますか?

はい。Accutaseはニューロスフィアなどにもお使いいただけます。しかし、凝集がうまくほぐれない場合は、Accumaxの利用をご検討下さい。AccumaxはAccutaseと同じ酵素が含まれておりますが、濃度がより高いです。

Accutaseのボトルが納品されたのですが、色が不均一です。これは品質に問題ありませんか?

問題ありません。溶かした後で均一に混合してください。

AccutaseまたはAccumaxが納品されたのですが、部分的に溶けていました。使用可能でしょうか?

製品のボトルの中に氷が残っている、または溶液が冷えている状態ですか?
もしそうでしたら、製品はまだお使いいただけますので冷蔵庫に保管し使えます。また再凍結していただくことも可能です。

Accutaseを37℃で溶かしてしまいました。まだ使用できますか?

溶液が溶けたすぐの状態で、液温がまだ冷たい状態でしたらまだ使うことが出来ますが、酵素活性がいくらか落ちている可能性があります。細胞の分散化効率が悪いような場合は、新しいAccutaseを適切に解凍して使用してください。37℃で1時間以上置いた場合、活性は失われています。

AccutaseとAccumaxは解凍時に少量ずつ小分けにして凍結保存するべきでしょうか?

いいえ。溶かした後は冷蔵で少なくとも2か月安定に保存いただけます。

Accutaseを細胞に加える前に、細胞の洗いを行う必要がありますか?

いいえ。培地を取り除きAccutaseを加えて下さい。

血清を加えてAccutaseの反応を止める必要がありますか?

いいえ。Accutaseは穏やかに反応するため、継代の際に希釈されることで反応は不活化されます。もし必要であれば、スタンダードなトリプシンインヒビターをお使いいただけます。顕微鏡観察し、細胞の形が突起をもって張り付いている状態から、丸い形に変化すると剥離していることを意味します。一般に、Accutaseはトリプシンよりも細胞へのダメージが少ないために、トリプシンよりも長く反応させることが出来ます。

Accutaseを反応させた後、洗いが必要ですか?

いいえ。不要です。

細胞にAccutaseを反応させる時間はどれくらいが妥当でしょうか?

細胞が剥離されてくる時間はトリプシンと同等ですが、細胞によって、最適化が必要です。

Accutaseはどのような成分が含まれているのですか?

Accutaseは哺乳動物、バクテリア由来の成分は含みません。プロテアーゼ、コラゲナーゼ活性をもつ天然由来の物質が入っています。トリプシンとコラゲナーゼのような挙動を示しますが、哺乳動物由来の酵素と比べ活性の効率は高いために、細胞への毒性が低い濃度でご使用いただけます。
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