組織・細胞分散化剤 ACCUMAX / ACCUTASE

組織・細胞分散化剤 ACCUMAX

Accumaxは哺乳動物、バクテリア由来の物質を含まず、組織からの初代培養、細胞数カウント用の分散化、細胞塊やスフェロイドの分散化などのアプリケーションにおいてトリプシンとコラゲナーゼの替わりとしてお使いいただけるReady to useの試薬です。

特徴

◆ 組織を解離させます。
◆ 細胞をシングルセルにすることで細胞カウントの精度をあげます。
◆ 細胞凝集塊の分散化に有効です。
◆ 3-Dマトリックスで培養された細胞の剥離にお使いいただけます。
◆ 中空糸細胞培養リアクターで培養された細胞の剥離に適しています。

実績ある細胞種

hESCs (ヒト胚性幹細胞)
fibroblasts (繊維芽細胞)
keratinocytes (ケラチノサイト)
vascular endothelial cells (血管内皮細胞)
hepatocytes (肝細胞)
vascular smooth muscle cells (血管平滑筋細胞)
Hepatic progenitor cells (肝前駆細胞)
primary chick embryo neuronal cells (ニワトリ胚初代神経細胞)
bone marrow stem cells (骨髄幹細胞)
macrophages (マクロファージ)
immortalized mouse testicular germ cells (不死化したマウス精巣生殖細胞)
A375 metastatic melanoma (転移性悪性黒色腫)
HT1080 fibrosarcoma (繊維肉腫細胞)
sf9 (昆虫細胞)
CHO COS Hela
NT2 MG63 M24
L929 gliomas U251 D54 293
3T3 BHK Vero

組成

◇ 1X ACCUMAX酵素
◇ Dullbecco PBS (0.2 g/L KCl, 0.2 g/L KH2PO4, 8 g/L NaCl, and 1.15 g/L Na2HPO4)
◇ 0.5 mM EDTA 4Na

関連アプリケーション

hESC培養、細胞表面マーカー解析、ウイルス増殖アッセイ、がん遺伝子導入アッセイ、神経堤細胞遊走アッセイ、細胞増殖、アポトーシス、細胞走触性、がん細胞遊走アッセイ、フローサイトメトリー、ルーチンの細胞継代など。
Accumaxは初代培養時に組織をばらばらにし、細胞塊をシングルセルにします。

Accumax処理による細胞カウント数の増加
CHO、BHK、ハイブリドーマ細胞は無血清培地で培養された。
コントロールとAccumaxのカウントは、同じ量のPBSまたはAccumaxで処理された。細胞数はコールターカウンターを使って測定された。

価格表

品番 品名 保存条件 容量/入数 希望小売価格(税別)
AM105-500ML Accumax 冷凍 500ml ¥107,000

■ サンプルのご請求は下記ボタンから ⇓⇓
 

✿お試しサンプルご使用者のアンケート結果を一部ご紹介✿
● 通常の操作では殆ど剥がすことができなかった細胞が1~2分の処理でほぼ回収することができ驚きました
● Neurosphereの処理効率がAccutaseよりも格段に良い
● 薬剤処理した細胞株ではがれにくかったものがかなりはがれた、生存率も良好だった
● 初代培養細胞の細胞凝集塊の分散が今まで使っていた他社製品よりも分散したと思う

接着細胞剥離剤 ACCUTASE

Accutaseはタンパク質やコラーゲン分解能のあるトリプシンやコラゲナーゼに良く似た機能をもつ酵素のミクスチャーで、これらの酵素よりも高い効率で効果を発揮します。

特徴

プロテアーゼ活性、コラーゲン分解活性などの組合せで最大限の効果を発揮します。
◆ 穏やかに、かつ効率高く接着細胞を剥がすことが出来ます。
◆ ES細胞、神経幹細胞の継代培養時に最適です。
◆ フローサイトメトリーのターゲットとなる細胞表面のエピトープへのダメージを最小限にします
◆ 細胞継代時に本製品で処理した後、反応を止める中和は不要です。継代時に濃度が薄められることで、反応はストップします。
◆ 冷蔵保存で2か月間安定です。

Accutase Lz
◆ Accutase LzはAccutaseを凍結乾燥したものです。
◆ 滅菌水を加え、ろ過することで500ml Accutaseと同等に使えます。

Accutase処理後の細胞(動画)

Accutaseで剥離後継代した神経幹細胞が再度付着する様子です。

実績ある細胞腫

hESCs (ヒト胚性幹細胞)
fibroblasts (繊維芽細胞)
keratinocytes (ケラチノサイト)
vascular endothelial cells (血管内皮細胞)
hepatocytes (肝細胞)
vascular smooth muscle cells (血管平滑筋細胞)
Hepatic progenitor cells (肝前駆細胞)
primary chick embryo neuronal cells (ニワトリ胚初代神経細胞)
bone marrow stem cells (骨髄幹細胞)
macrophages (マクロファージ)
immortalized mouse testicular germ cells (不死化したマウス精巣生殖細胞)
A375 metastatic melanoma (転移性悪性黒色腫)
HT1080 fibrosarcoma (繊維肉腫細胞)
sf9 (昆虫細胞)
CHO COS Hela
NT2 MG63 M24
L929 gliomas U251 D54 293
3T3 BHK Vero

組成

◇ 1X ACCUTASE酵素
◇ Dullbecco PBS (0.2 g/L KCl, 0.2 g/L KH2PO4, 8 g/L NaCl, and 1.15 g/L Na2HPO4)
◇ 0.5 mM EDTA 4Na
◇ 7.97 µM Phenol Red

関連アプリケーション

hESC培養、細胞表面マーカー解析、ウイルス増殖アッセイ、がん遺伝子導入アッセイ、神経堤細胞遊走アッセイ、細胞増殖、アポトーシス、細胞走触性、がん細胞遊走アッセイ、フローサイトメトリー、ルーチンの細胞継代など。

Accutaseによる細胞の剥離
ヒトMG63繊維肉腫細胞はDMEM + 10% FBSで培養され、Accutaseで処理した。 Accutaseによって、数分で細胞が剥離した。Accutaseによって45分間処理しても、生存率は97 ±3%という高い数値を示した。

【左図】左縦軸:剥離した細胞数(千個) 右縦軸:生存率

価格表

品番 品名 保存条件 容量 注文数 希望小売価格(税別・単価)
AT104-100ML Accutase 冷凍 100ml 1個 ¥8,100
Accutase 冷凍 100ml 2個 (特価) ¥6,900
AT104-500ML Accutase 冷凍 500ml 1個 ¥35,000
AT106-500ML Accutase Lz 冷凍 500ml 1個 ¥44,000

■ サンプルのご請求は下記ボタンから ⇓⇓
 

✿お試しサンプルご使用者のアンケート結果を一部ご紹介✿
● 操作が簡便である、除去不要な点がよい
● 思ったより細胞の剥がれも早く、作業自体が少ないのでとても楽
● 細胞のバイアビリティが保持されていた

プロトコール

アプリケーションノート