新製品情報詳細

英国 Fluidic Sciences社 Fluidity One-Mの取り扱いを開始しました。
Fluidity One-Mは、バイオセンサーを使用せずに溶液中で分子間相互作用を測定します。
ケンブリッジ大学で確立された技術によって、蛍光標識した生体物質がマイクロ流路中を拡散する様子から分子間相互作用(結合親和性)、結合の化学量論比、分子サイズを一度に決定します。
試料としてタンパク質、ペプチド、DNA、RNA、脂質に加えてPROTAC、ナノディスク、アミロイドタンパク質凝集体などの複合体も、溶液のまま測定できます。

1. Fluidity One-Mの主な特徴
■ キャリブレーションフリー
■ 細胞溶解物、血漿のような夾雑物の多いサンプルでも測定可能
■ 結合親和性と結合の化学量論比、分子サイズを同時に決定
■ 検量線不要な濃度決定
■ 1測定あたり4 μlのサンプル量で、一度に最大24測定を25分で完了

2. Fluidity One-Mの利用例
■ 粗精製段階の試料で相互作用する分子の探索、確認、特徴付け
■ 創薬研究でのリード分子の最適化、相互作用の量的関係の解明
■ 抗体の発現量とその抗体の親和性の測定、抗体精製プロセスの最適化
■ 目的抗体の血清中での存在量とその親和性の測定(ELISAの代替)

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